これまた、たまたま子供の本探しで、普段行かないコーナーで発見!
ぼくには数字が風景に見える D. タメット 古屋 美登里 (単行本 - 2007/6/13)
原書:Born on a Blue Day By Daniel Tammet
筆者は、サヴァン症候群。映画の「レインマン」の主人公がこの症状。
~~~:以下、抜粋!
[p.11]
素数、数が滑らか。
:9973までの素数はひとつ残らず、丸い小石のような感触があるので、素数だとすぐわかる。
[p.13]
数字を見ると色や形や感情が浮かんでくるぼくの体験を、研究者たちは、「共感覚」と呼んでいる。
[p.14]
この能力は、サヴァン症候群の人によく見られるものだ。
「lightning calculators」、電光石火計算をする人たち
例)Danielの場合、53*131=6943のイメージ
[p.15]
ぼくの頭のなかで、視覚化できるため、13/97のような計算も、少数点以下第100位くらいまで
計算できる。計算するときは紙に書かない。どんな計算も暗算でできる。
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:計算結果は、頭の中でイメージとなって、現れるようだ。まるで魔法のように瞬時に現れる?
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[p.20-21]
素数はつるりとした形をしていて、ざらざらした個性のない合成数(素数以外の数)とまったく
違っている。ある数字が素数だとわかるときには、頭のなか(中心部)でぱっとそういう感じが
するので、言葉で説明するのは難しい。突然、ぴりぴりっとするような、特別な感覚だ。
素数は、ぼくの数字世界の基本になっている。
[p.201]
πを暗唱する日)3月14日、国際πディ、偶然にもアインシュタインの誕生日
[p.205]
πのようにとてつもなく長い数の羅列の場合、ぼくはその羅列を小さなまとまりに分ける。
それぞれのまとまりの大きさは、その中にある数字の種類によってさまざまだ。
たとえば、ある数字がきらきらとして見え、その次にくる数字が暗い場合には、ぼくのなか
では別々の存在として見えるが、滑らかな数字の次に滑らかな数字がくるとつながってみえる。
数字の羅列が長くなるにつれて、数字の風景も複雑になり、いくつもの層ができ、しまいには
数字で表されたひとつの国のようになる。
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π、20桁)
数字でできた線があがっていき、それから暗くなり、中央あたりで起伏が多くなり、それから
曲線を描いて下がってゆく。
π、100桁)
ひとまとまりごとに、風景は変わり、新しい形、色、質感が現れる。
これがえんえんと繰り返されるのだ。
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[p.213]
πの暗唱)
これ以上続けられないかもしれないと思った瞬間は一度だけ。16600桁まで来たとき、
一瞬頭のなかが真っ白になったのだ。
[p.214]
πの少数点以下、22514桁。暗唱:5H9mins:完了!
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まとめ?)
:数字をイメージしただけで(滑らか?)、素数か否かを判断できる。
素数は何か根源的なものか?
:数字には、形・色・質感がある。原書タイトルにもあるように、「青い日に生まれた」とある。
:PI分布は、機械的に等分の範囲で傾向を探る方向でいるが、上記のような等分ではない
グルーピングで分布傾向を調べたら、何が出てくるのだろうか?
:16600桁には、何かあるか?たまたまか?
:πの暗唱を、少数点以下、22514桁した理由は何かあるのか?
:古今東西の様々な知見を集めて、PI分布にトライしたい、、、
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end
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